驚くほど小さな珊瑚がふんだんに使用されたネックレス。
サイズは僅か1mmほど、連なりは二十一本にも及びます。
19世紀の肖像画には、美しい珊瑚を身につけた多くの
女性や少女が描かれています。
独特の赤味が落ち着いた華やぎを与える装飾品として、
また病に対し弱い存在であった若い女性や幼子のための、
護符としての役割も担っていたといわれています。
一粒一粒がしっとりと濡れたように滑らかで、目にも
載せる肌にも心地良く、つぶつぶとした感触には
なんともいえない愛おしさまでもが生まれるようです。
珊瑚を束ねるクラスプには、金線を一本ずつ丁寧に曲げ
立体感を出したお花や、ロープを巻きあげたようなユニークな
モチーフが細やかに飾られています。
クラスプを二ヶ所とも外し、二本のブレスレットとして
お使いいただくことも可能です。
年代 1800年代中期頃
国 ヨーロッパ
素材 コーラル ゴールド
サイズ 長さ 約40cm(ネックレス) 約20cm(ブレスレット)
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