エメラルドとパールを交互に配したリングです。
ヴィクトリアン後期頃製と推測されます。
エメラルドは淡い色合いのものを三石使用。
石周りを星型にカットした中央にそれぞれをセットし、裏側の
地金を開け光を取り込むことで、その瑞々しいグリーンを
より際立たせる工夫がなされています。
直径が2mmにも満たない小さなパールは、球型のものを半分に
カットしたドーム状のハーフパールです。
パールの高さのみが突出することなく、地金に埋め込むような
セッティングのエメラルドと上手く調和し、視覚的にも、
また指で触れた時にも、優しく滑らかな印象です。
ゴールドの縁部分には、控えめなアクセントとなる極小の
ぎざぎざ模様が細やかに施されています。
清楚なパールとカラーストーンの組み合わせが流行した時代に
好まれた、上品で愛らしい雰囲気が作品全体によく表れています。
"15CT" の刻印があります。
年代 1800年代後期〜1900年頃
国 イギリス
素材 エメラルド ハーフパール 15金(刻印あり)
サイズ 11号
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