1930年代頃ロシアで制作されたリングは、計十七石の
ダイヤモンドを使用した、アールデコ期特有の端正な
デザインです。
中央には大粒のオールドヨーロピアンカットを一石、
他にも大小のローズカットやシングルカットを取り混ぜて、
きらきらと華やかな煌めき演出しています。
白色の輝きの中一際濃く、鮮やかに映るピンクカラーの
宝石は、シンセティックルビーです。
四角くカットした石同士の隙間を詰め、ほぼ爪を見せない
状態でセット、くっきりとしたラインを強調しています。
地金のすっきりと整った印象が実は、金銀、透かし、
直線と曲線と、複数の要素を巧みに組み合わせ創り出した
ものであるところも、見どころの一つです。
モスクワのアセイオフィスで検査を受けた "583"(14金)と、
"875" (シルバー)を示すホールマークが確認できます。
年代 1930年代頃
国 ロシア
素材 ダイヤモンド シンセティックルビー 14Kゴールド シルバー
サイズ 17号
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