約20ミリ×17ミリの大きなシトリンを使用したペンダント
ヘッドです。
裏面にイニシャルと制作年を示すと思われる"WBH 1834" の
彫りが入っており、ジョージアンの作品であることが
分かります。

「太陽の石」とも称される黄金色が美しいシトリン。
大粒のメインストーンは透き通った淡黄色で、石の裏側が
フォイルバックされているため輝きを増し、ゆらめくような
不思議な表情を見せます。

石周りの花や葉の彫金にもこの時代特有の重厚感があり、
しっかりとした彫りの生む陰影がシトリンの上品な輝きを
引き立てます。
心地良い色調の一致と味わいの深い質感の対比が、
凝った金細工が多く見られるジョージアンのジュエリーに
シトリンが好んで用いられた要因のひとつなのでしょう。

ブローチ、あるいはフォブ等からペンダントヘッドに
作り替えたものと推測します。
チェーンは現代製（18K）です。

年代　　1834年頃
国　　　イギリス
素材　　シトリン ゴールド
サイズ　約2.6cm×2.2cm

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