十七石のダイヤモンドを使用したブローチは
19世紀後期頃の作品と推測されます。
花と葉を、茎にも見えるほっそりとした一筋の
ライン上に配した、華奢で女性らしいデザインです。
フラワーモチーフ中央にはオールドヨーロピアン
カットの一石を、六枚の花びらにはローズカットの
ダイヤモンドをそれぞれセット。
三つ葉にあしらわれているのもローズカットです。
ローズカットダイヤモンド裏側を覆うフォイルはなく、
地金も石のサイズいっぱいに大きく開かれ、
クリアで瑞々しい輝きが楽しめます。
一方オールドヨーロピアンカットのダイヤモンドは、
ひと目で他の石とカットが異なると分かる程
きらきらと華やかな煌めきを放ち、その小さな
一石に加えられた工夫が、作品の味わいをより深める
大きなアクセントとなっています。
年代 1800年代後期
国 ヨーロッパ
素材 ダイヤモンド ゴールド
サイズ 約4cm×1cm
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