アンティーク ネフライトジェイド パール 9ctゴールド ネックレス

19世紀後期製、ネフライトのネックレスです。

ネフライトはジェダイトと共に "ジェイド(翡翠)" と
呼ばれ、前者は軟玉、後者は硬玉とも言われます。
二者は硬度、種類も異なる別々の鉱物ですが、19世紀
半ば頃までは同一のものと見なされてきました。

濃淡グリーンの色合い、半透明のとろりとした艶と質感が
魅力のネフライト。
連なるハート型や卵型、緩やかなカーブを描くモチーフの
形状からは、石の持つ柔らかな特性を活かした自由さと、
個性的なオリエンタルテイストが感じられます。

落ち着いたグリーンに白く上品な華やぎを添えているのは、
球状のパールを半分にカットしたハーフパールです。
花型の爪で高く、あるいは地金の形や幅に合わせ低く
埋め込むようなセッティング方法は、19世紀〜20世紀
初頭頃のジュエリーに多く見られます。
ハーフパール自体もまた、同時代に好んで用いられた、
ヴィクトリアンを代表する素材の一つです。

ジャポニズム流行のきっかけとなった万国博覧会の開催、
ヴィクトリア女王のインド皇帝即位等、19世紀半ばから
後期にかけてのイギリスにおける出来事は、人々の
異国趣味への関心を大いに高めたといわれています。

東洋と西洋が見事に調和、融合したこのネックレスも、
時代色を強く反映した貴重な作品なのかもしれません。

トップ裏側に "9CT" の刻印があります。

年代  1800年代後期
国   イギリス
素材  ネフライト パール 9金(刻印あり)
サイズ 長さ約41cm

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型番 gj18040
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