イギリス製のダイヤモンドリングです。
1900年代初頭、エドワーディアンからアールデコと呼ばれる
時代にかけての作品と推測されます。
センターの一石を、十石の小ぶりなダイヤモンドが取り巻いた
クラスターリング。
クラスターといえば、全ての石を隙間なく配し花を象った
デザインが一般的な中、メインと、周りを囲む石との間が
僅かに開いています。
ほんの1ミリにも満たない隙間ですが、この空間の生み出す
効果は大きく、より端正で軽やかな、20世紀初頭のジュエリー
特有の洗練された印象が強調されるのです。
ダイヤモンドのカットにも、古い時代のものから、現代の
主流となるカットへと近付いて行く変遷の歴史が表れています。
華やかさの中にもアンティークならではの落ち着きがある
上品な輝きです。
台座裏側の透かし細工、正面からの眺めが一筋のラインの
ように見える繊細なシャンク等、リングを着けた時の美しさも
大変よく考えられています。
リング内側に "9CT"、"ENGLAND" の刻印有り。
年代 1900年代初頭頃
国 イギリス
素材 ダイヤモンド 9金 プラチナ
サイズ 10号
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