冴え冴えとしたプラチナにダイヤモンドが敷き詰められた、
クロスモチーフのネックレスです。
中央に輝く大粒のダイヤモンドには、1919年に発表された
ブリリアントカットの要素が見られ、強く印象的な煌めきと、
1900年代初頭の様式の流れを汲む、洗練されたアールデコ前期の
デザインとが相まって、凛とした美しさを醸し出しています。
直線に合わせ隅々まで丁寧にセットされた、合計79石にも及ぶ
大小のダイヤモンド。
その輝きを余すことなく生かし、引き立てるように施された
精巧なミルグレイン。
隙間を持たせ重ね作られたクロス台は、裏側の美も計算されています。
細部にまで贅と技を尽くしながらも、華美に傾きすぎることなく、
常にモチーフと共にある静けさや清らかさを漂わせる
稀有なジュエリーといえるかもしれません。
教会の窓の形を思わせるオリジナルケースには、ベルギーの
ジュエラー名が記されています。
年代 1920年代頃
国 ベルギー
素材 プラチナ(トップ・チェーン) ダイヤモンド(鑑別書有)
サイズ トップ 約7cm×4.2cm チェーン長さ 約43cm
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