ジョージアンの作品と推測されるピアスは、ダイヤモンドが
花とリボンを象り、小さなパールが揺れる愛らしい
デザインです。
ダイヤモンドは合計二十二石、裏側は全てシルバーで
閉じられています。
上部クラスターモチーフのダイヤモンドは、比較的整った
ローズカット。
高さのあるシルバーで石を包み込むようなセッティングは、
良質のダイヤモンドを多く確保することが困難だった
古い時代のジュエリーに見られる特徴の一つです。
連なり揺れるリボン、そして葉と果実を思わせるオーバル型の
モチーフには、枠の形状に合わせるように少々ラフな
ローズカットをセットし、一部には淡いブラウン味を帯びた
ダイヤモンドを使用しています。
ダイヤモンドの落ち着いた輝き、長い年月がもたらした
銀色の渋味、高いデザイン性と細部にまで及ぶ工夫、
小さな中にアンティークジュエリーの魅力が凝縮されています。
ピアス針部分はゴールド、耳の裏側から前に通すタイプです。
年代 1800年代初期頃
国 イギリス(推定)
素材 ダイヤモンド パール ゴールド シルバー
サイズ 約3.2cm×1cm(モチーフ部)
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