二石のダイヤモンドをS字型の曲線で結んだ、「トワエモア
(貴方と私)」スタイルのリングです。
花や蕾、茎、どこか植物にも似た石の配置と流れるような
ラインに、リング制作時期と推測される1900年代初頭頃
流行した、アールヌーヴォー様式の影響が感じられます。
使用されているダイヤモンドは合計二十三石。
メインの二石にはオールドヨーロピアンカットが、小ぶりな
二十一石には全てローズカットが施されています。
メインストーンは石より一回り大きなプラチナの台座に、
しっかりと掴むような爪でセット。
相性の良い白色の地金に引き立てられた煌めきは、
上品かつ華やかな印象です。
対照的に、ローズカットダイヤモンドは低く地金に埋め込む
セッティングで、プラチナの流麗なラインをきらきらと
彩り、メイン二石の存在感を強調する役割を担っています。
ダイヤモンド一石ごとに丸く、またはサイズやカーブに
合わせ四角や三角に開かれた裏側のつくりも大変丁寧です。
年代 1900年代初頭
国 フランス
素材 ダイヤモンド プラチナ ゴールド
サイズ 11号
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