アンティークのダイヤモンドリングです。
19世紀中期頃製と考えられます。
中央には7石のダイヤモンドが象る花のモチーフ。
一石ごとにわずかに異なる表情を持ち、角度によって柔らかく、
あるいは鋭く輝く様が印象的です。
その両脇には3石ずつのダイヤモンドが添えられ、中央の花を
引き立てています。
視点を変えると重なり合うもう一つの花のようにも見え、
限られた石数で奥行きと広がりを演出する、工夫を凝らした
デザインです。
計13石のダイヤモンドはすべてローズカット。
平らな底面と、三角形のファセットからなるこのカットは、
光を面ごとに反射させるのが特徴です。
本作でもその様子がしっかりと確認でき、落ち着いた中にも
キラリ、キラリと強い輝きを放っています。
ダイヤモンドの周りにはシルバーを、フープにはゴールドを
使用しています。
シャンクは二股に分かれるスプリットタイプ。
分岐部分には小さな花模様が施され、細い蔓が伸びるような
軽やかな造形がダイヤモンドの花と一体となり、リング全体に
自然な流れと統一感を与えています。
この時代のダイヤモンドリングは、比較的小さめの石を
組み合わせ、美しい意匠を生み出すものが多く見られます。
花のモチーフには自然への憧れやロマンティックな感性が
反映されており、当時の人々の高い美意識が伝わります。
フープ後方にサイズ直しの跡があります。
※ケースは付属しておりません。
年代 1800年代中期頃
国 ヨーロッパ
素材 ダイヤモンド ゴールド シルバー
サイズ 12.5号
サイズ直しについて
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