ダイヤモンドが花様に配されたリングは、約200年程前、
ジョージアン期のものと推測されます。
中央の一石、周囲を花びらのように縁取る八石、計九石の
ダイヤモンドは全てローズカットです。
薔薇の蕾に由来するそのカットは、1800年代後期に普及した
電灯以前から存在するもので、多くの光を受けて
より煌めきを増す現代のカットとは異なり、仄暗い中でも
美しく輝くよう計算されています。
面数の多いダッチローズカットの生み出すダイナミックな
輝きは、古代風の装飾が施された優美なラインを描くシャンクと
相まって、高貴で女性らしい印象に。
包み込むようなセッティング、閉じた裏側に見られる細工など
特徴的な要素も併せ、アンティーク、そしてローズカット
ダイヤモンドの味わい深い魅力がお楽しみいただけます。
年代 1800年代前期
国 イギリス
素材 ダイヤモンド ゴールド シルバー
サイズ 13.5号
サイズ直しについて
当店ブログにて他の画像をご覧いただけます。