1900年初頭頃製、ペリドットとパールのブローチです。
花、または果実に見立てた一石のペリドットを、葉や弧を描く
ラインに配した小さなパールがつややかに彩ります。
中央のペリドットのみを立ち上がる筒状の枠にセットし、
パールは全て球型のパールを半分にカットしたハーフパールを使用、
枠の厚みも抑えられています。
高低差を設けることで、ペリドットの存在感を引き立てる意図が
あるのでしょう。
ふわりと僅かに起きた葉の表現や、ゴールドの表面にくまなく
施された極小のぎざぎざ模様・ミルグレインからも、細部まで
丁寧につくられた作品であることが分かります。
淡く優しいグリーンと上品なホワイトのカラーリング、直線と
曲線を組み合わせた軽やかなオープンワーク、エドワーディアンと
呼ばれるこの時代の、洗練された魅力が存分に味わえる
ジュエリーです。
裏側に"15CT" の刻印があります。
年代 1900年代初頭
国 イギリス
素材 ペリドット ハーフパール 15金(刻印あり)
サイズ 約4.2cm×1.3cm
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