大粒のアクアマリンをダイヤモンドがぐるりと取り巻く
ペンダントヘッドです。
メインストーンのサイズは約17ミリ×8ミリ。
「海の水」の意を持つ宝石名そのものを表現したような
美しい雫型にカットされ、涼やかなブルーと高い透明度、
表情豊かな輝きもまた、海の姿を思わせます。
周囲のダイヤモンドは二十六石、全てローズカットです。
チェーンを通す部分にも、僅かにサイズを変えた三石を
グラデーション状にセットしています。
小さなローズカットダイヤモンドは裏側を金属で閉じた
ものも多い中、光を取り込むオープンセッティングで
煌めきを増し、淡色でクリアなアクアマリンとの相性も
抜群です。
メインの地金にはダイヤモンドの輝きを引き立てる
シルバーを使用し、アクアマリンを留める爪、そして
シルバーの地金の裏側には薄くゴールドを合わせています。
金属の強度保持、衣服や肌との擦れ防止等、いくつかの
理由により用いられた技法です。
上質な宝石や優美なデザインと共に、アンティーク
ジュエリーならではの、手と配慮の行き届いたつくりも
お楽しみいただけます。
年代 1800年代中期
国 イギリス
素材 アクアマリン ダイヤモンド ゴールド シルバー
サイズ 約2.9cm×1.3cm
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