19世紀後期頃、フランスで制作されたピンブローチです。
準環状の土台に可動式の針を一本組み合わせた作りは、
古代ケルト等の装身具を模したものと考えられます。
円型の切れ目両端部分に、ブルーサファイアを小さなパールで
取り巻く花型のモチーフをセット。
時の流れと共に渋味を帯びたシルバーの上で、透明感のある青と
清らかな白が上品な華やぎを見せています。
植物やリボンを思わせる流れるような絵柄は、イエローとローズ、
二色のゴールドで描かれています。
左右対称を基本に、よく見ると一部に僅かな変化を加えた、
遊び心のあるデザインです。
シルバーを主にしたジュエリー特有のボリューム感と、
フランスのアンティークならではの細やかな装飾性を
同時にお楽しみいただけます。
フランスのシルバーを示す蟹のホールマーク有。
年代 1800年代後期
国 フランス
素材 ブルーサファイア パール ゴールド シルバー
サイズ 約8cm×3.5cm
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