二十世紀初頭頃製、ダイヤモントとパールをあしらった
ネックレスです。
地金には相性のよいプラチナを使用し全体をホワイト系で
統一、清楚で洗練された印象にまとめています。
愛らしいリボンモチーフの結び目には、オールドヨーロピアン
カットのダイヤモンドをセット。
クリアでカットの整った、クオリティーが高い一石です。
リボンの輪の部分に飾られるのは、計十八石のローズカット
ダイヤモンド。
それぞれの石の個性的なフォルムとカット面とが生む強い輝きは、
大きく存在感のあるのメインストーンとのバランスも大変
良く取れています。
下がり揺れるパールへと続く四石はシングルカットです。
三種の異なるカットのダイヤモンドの煌めきと、ふんわりとした
柔らかさが見事に表現されたリボンの造形の美しさとが相まって、
モチーフ全体が、端正な中にも豊かな表情の感じられる
仕上がりとなっています。
ダイヤモンド一石ずつに合わせ窓を開け、パール台には
花のような放射状の彫りを入れるという凝った細工の裏側、
装飾を施し、小さく精巧なロックを取り付けたボックス型
クラスプ等、各所のつくりの良さも作品の上質さを
物語っています。
年代 1920年代頃
国 ヨーロッパ
素材 ダイヤモンド パール プラチナ
サイズ チェーン長さ約47cm トップ約2.3cm×1.6cm
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